一芸は道に通ずる、とは

一つのことを知りつくし、極めた人は、他のどんな分野においても、 よい方法を見いだして、上手に、やっていけるだろう、ということ。

https://kotowaza.avaloky.com/pv_hob01_05.html#:~:text=%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A,%E3%81%84%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%82

である。
たしかに天才的な数学者や、なにか一芸を極めている人は、しゃべっていてもユーモアがあるし、とても豊かな感性を持っていて、「それだけじゃないんだな」と感じることが多い。
ただ、そういった人は、その一芸を拠所としているわけではないように感じることも多い。
その牙が一芸によって発掘されたものか、もしくは牙があるからこそ一芸が磨かれたかは定かではなく、結果論かもしれないが、その人の武器を牙と例えると、その牙は少なくとも2つ以上ないと、その芸を支えることはできていないんじゃないかと思う。
なにかひとつのものに依存することは生活においてもエンジニアリングにとってもハイリスクであり、複数に分散しておくべき精神の支柱といえるだろう。

逆に言うと、その一芸に頼っている限りは、その道をまだ極めている最中だといえる。
これは仕事というクリエイティブな舞台において、オペレーターか、提案者の立場でいるかというところに非常に近いように思う。

「オペレーター型人材と提案型人材についてライターの私が考えていること」
https://note.com/gonoiippei/n/n1c42c638c366

この記事では、オペレーター型人材は、「言われたことしかやらない人」、提案型人材は、自分なりに考えて仕事を進められる人と定義しており、次のように書かれている。

・クリエイティブ職なのにオペレーター型人材なのはリスクが高い
・新人であってもなる早で提案型人材を目指そう。そうすれば自ずとオペレーション能力も身につくだろう

〜中略〜

絶対的な正解が少ないクリエイティブ職において、上記にように言われたことをただなぞるように仕事をしてしまうと、クライアントや上長からは一向に信頼されないでしょう。

〜中略〜

『オペレーター型人材』が『提案型業務』をやるのは、基本的には無理があります。※『提案型人材』が『オペレーター業務』をやるのは実はメリットが多いのですが、それは後述します

〜中略〜

それは、他者視点がある人(=提案型人材)がオペレーター業務をやると
・どう依頼すれば相手が仕事をしやすいか
・どう質問すれば相手が回答しやすいか?
・どう情報をまとめれば相手が作業しやすいか?
など常に相手の視点でコミュニケーションを取ることができるからです。
その結果として、相手が気持ちよく、スムーズに仕事ができるのです。一方、他者視点が無い人は、これができていません。
オペレーター業務は正解があるので、【最終結果】だけに着目すれば、誰がやっても同じです。しかし、結果までの【過程】であったり【業務効率性】は、他者視点を持ったオペレーターか否かで大きく変わるのではないでしょうか。

筆者はオペレーター業務と提案型業務に上下関係はないとしつつも、提案型業務はオペレーター業務よりも多くのメリットが内在していることを示唆しており、記事を読んでいるうちに、僕の中のかたちになっていなかった、一芸は道に通ずる理論にピタッと当てはまるような感覚があった。
是非この過疎ったプログの読者の方々にも読んでいただきたい。

またこの記事では

クリエイティブな職種なのにオペレーター業務ばかりに身を捧げるとキャリアが伸び悩みやすい

と締め括られている。
仕事ではオペレーター業務と提案型業務どちらしかしない、ということはありえない。
年齢が高くなればなるほど、正解のない仕事で結果を出すことが求められるからこそ、提案型の人材になれるよう日々オペレーター業務ばかりやっていないかどうかを振り返り、単純なものごとの繰り返しにおいても日々クリエイティブに生きることこそが、万に通ずる道ではないだろうか。