ダニング=クルーガー効果にあるように、

能力の低い人は自分の能力を過大評価する、という認知バイアスについての仮説である。
能力が低い人々の内的な(=自身についての)錯覚と、能力の高い人々の外的な(=他人に対する)錯覚の結果として生じる。つまり、能力の足りない人々による誤評価は、自身についての誤り(自身を過大評価する)から生じており、能力の高い人々による誤評価は他人についての誤り(他人を過大評価する)から生じている。
この効果は、優越の錯覚英語版)という認知バイアスに関連しており、自身の能力の欠如を認識できないことによって生じる。メタ認知についての自己認識がなければ、人々は自分の適格度を客観的に評価することができない。

優越の錯覚を生み出す心理学的現象は研究によって、自らの能力の低さを認識することの困難さが過剰な自己評価につながる、認知バイアスの一形態であると認識された[1]。なぜ人間は自身の不得意を認識できないのか(2003年)といった認知的不協和に関する調査は、与えられた活動の評価基準の無知に由来する自己評価の誤りの多さを示している。自身の能力に対する過大評価の傾向は、読解や診療、自動車の運転、チェステニスの試合など様々な場面で見られた[2]。また、この効果を定義したデイヴィッド・ダニング英語版)とジャスティン・クルーガー英語版)によって2012年に行われた「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」という調査によれば、能力の低い人間には以下のような特徴があることが分かった。

・自身の能力が不足していることを認識できない
・自身の能力の不十分さの程度を認識できない
・他者の能力の高さを正確に推定できない
・その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%9D%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C

このことから、バカにはバカの理論があり、矛盾するものごとがあったとしても、本人にとってはそれは矛盾しないのである。
つまり、バカにつける薬はない。

「バカ」という強い言葉を使用しているが、これは誰にでも当てはまることがある。
優越感はバカの始まりなのである。

最近よくSNSで見受けられるような、特に理由もなくそれらしく箇条書きにするだけで知的に見える(抽象的だから占いと同じでその人が良いように捉えがち)ことを利用して、フォロワーを集める手法は認知の錯覚を引き起こしやすい。

相手が誰でも合っても自分を持ち、なるべく公平にものごとを判断することが重要である。

そういう意味でも平等や公平に従事すれば、俯瞰してものごとを判断でき、バカになりづらくなるのだ。

平等や公平を学ぶためには複数の人の心に寄り添うことが必要で、それは多数であるほうがよいものの、どちらかというと数よりも質である。