成果を見ただけでは精華はわからない。
このWebサイトの改善点は〜などのように前提が抜けた指摘は、納期や予算などの制作の背景を知らないからこそ言える端的な意見に他ならない。
頭が良くない人ほど自分を優れた人間だと錯覚するというが、この場合、Webに精通していない人ほど背景理解が想像できていない。
そのため、自分の意見が正しいと思い込んでしまうことで多角的な視点を持つことができず、結果として物事の思慮が浅くなってしまう。
自分が作成するとこのWebサイトはそうはならないと思っているからもしれないが、もしそうなってしまったとき、どのようなことが考えられるだろうか。
また自分が作成するとそうはならないと考えているのは、制作者を軽んじているんじゃなかろうか。
傲慢な態度は創造を阻害する。
人の感情を読めない、読もうとしない人間には、デザインという人間のためのアプローチなんて、できやしない。