先日、以下のような記事を見た。
『バッド・インフルエンサー』SNSと“虚言癖”の相乗効果で成功した女性と、メディアの大問題
要約すると、承認欲求の強い虚言者がSNSの力で強い支持を獲得しインフルエンサーとなるもののウソがバレたという事象に対して、周りの世間話は信じないにもかかわらずSNS、とくにフォロワーという指標が高い場合、狂信的なほどに信用してしまう魔力の恐ろしさが語られている。
ウソがつきやすく、暴かれやすいこの時代の詐欺商法や詐欺ブランディングに対して、真実を見抜く目を養うことの大切さが改めてわかるこの記事から、表題をインスパイアされた。
有識者はYouTubeで多くの虚言をみたことがあるだろう。
どのような動画かここでは語らないが、私も見たことがある。
いずれも自信満々に物事を語っており、非有識者にとってはその態度と登録者数だけで真実だと信じ込んでしまうのだ。
デジタルの世界はおそろしい。
加工にまみれた画像と自分を示さない文面、または切り抜かれた動画のみですべてが決まってしまう。
そしてその参考となるものが多く出回っているから、簡単に何者かになれてしまう。
その何者かになった人たちが、まだ幼い知識を持つものたちから搾取し、どんどんコミュニティが大きくなっていく。
まるで、人が入っていない鎧であるかのように。
2022/06/20追記
「絶対失敗したくない」大学生の買い物はSNS至上主義「公式信頼できない」
このような記事も先日見つけた。
検索エンジンよりもSNSのハッシュタグで検索することでリアルな声を得るという寸法だ。
企業の公的発信よりもSNSが信頼される時代、ステルスマーケティングが規制されど、新たな手法が気づかないところで私達の生活深くで根を張っているだろう。