前の会社の社長と面談でのこと。
社長はあえて分野で分けるのであれば営業。
プロダクトを作品と見るような(日本の)デザイナー志向は持っていなかった。

席に座ったとき、なぜ働いているか?とまず問われた。

僕はひと呼吸おき、正直に会社のためというよりは自分のために働いていて、結果として会社のためになっていたらいいという願望を正直に答えた。

その返答はいただけなかったが、社長は自らの矜持を語り始めた。

人の役に立つ ー それが、社長の命題であるそうだ。

  • 付加価値をつける力
  • 欲しい人を見つける力
  • 売り込み力

この力を身につけ、成り上がってきたと語った。

僕は内向的なエンジニアであるから、まったく世界が違う人の話だと感じた。
そのことを伝えたうえで、どうしたらその殻を破ることができそうかを尋ねた。

すると以下のようなアドバイスをいただいた。

  1. 外に出る
  2. そういう環境に持っていく
  3. クライアントに会う
  4. 作業者ではなく、クリエイターとしての意識
    (作業時間を取り除き、「発想」に時間をかけられるようにするためには外注化をいとわない)
  5. 努力ができない周りの人は切り捨てていい(その人が高いステージに行けないから)

2年後のいま、それを改めて見返すと、(4)以外はできていない。
コロナ時代という言い訳をつくらず、理想の自分に向かっていかないといけない。そう強く感じた今日このごろである。