文脈共有がないデザインフィードバックは単なる感想です
を読んでの感想。

評価は文脈に左右される。その目的によって見せ方が変わるし、どう見せたいか、どういう課題があるか、を共有しないと、見る人によって評価も大きく変わる。
あらゆるものごとに銀の弾丸はなく、すべてはその状況によって成り立つため、状況説明のない言い切られた結論には暗黙的な状況説明が含まれていることを意識したほうがいい。

ある程度のレベルまで達したデザイナーはそのデザインの意図や目的を確認したうえでフィードバックをしてくれるが、デザインを見た目だけのものだと解釈しているような人は見た目だけの判断だけをしてしまうので、収集がつかない事態に陥ってしまうことがたしかに多い。

文脈の共有がないままデザインを見せられても、自分の好みで感想を述べるしかありません。共有する人が少ない環境であれば、阿吽の呼吸で意思疎通ができるかもしれません。しかし、それは様々な情報を共有したあとにおこるハイコンテキストの状態なので、新しい人が入るとうまくいかなくなります。

まさにこの通りで、フィードバックではない感想だけを言い合うような打ち合わせはなにも意味をなさない。
それをどうデザインで解決していくかまでを共有することが、デザインフィードバックの段階で非常に重要である。

自分の仕事量を減らすためにも、デザインのフィードバックをもらう際には、下記のような3つの時間軸をもった説明をデザインを見せる前にするといいと思った(一部記事から引用)。

  • どういった経緯でプロダクトをつくることになったのか(制作以前の過去の状況の復習)
  • どういった意図でデザインをつくったのか(現在の状況説明)
    • 何を解決しようとしているのか(ヒアリングで得たニーズを調査した結果から考えた仮説、およびその目的・目標の説明)
    • どのようなユーザーがどのように使用するか(ペルソナ)
    • 時間・予算・技術・デザイン面での制約
  • どういったフィードバックがほしいのか(未来の状況説明)
    • なにに悩んでいるのか
    • どのような種類のフィードバックがほしいのか(デザイン全般なのか、情報設計なのか、など)

そしてデザインフィードバックで出現した修正項目およびその修正後に行うアクションをまとめると、他者もどのようなプロセスでデザインが完成したのかを確認することが容易となるはず。