料金表はCVにあたって、最初のフックであるにもかかわらず、必要な情報だけをまとめてデザインしてしまう人が多い。
しかしドメイン思考を発揮して、以下のようなことを聞き、適切に料金表を作成する必要がある。
- どのプランを最も販売したいのか?
- ユーザーにそれぞれのプランをどう捉えて欲しいか?
- 現在売れているプランはどれか?
- なぜユーザーがそのプランを選ぶのか?
- それぞれのプランの特徴はなにか?
- 実際の顧客の声はあるか?
- GAのデータなどはあるか?
- 競合は?
これ以外にも発展として、(コンサル的だが)ユーザーにより有益と思えるようなプランやキャンペーンを提示したり、またプラン名がユーザーライクに思えない場合は、変更などを提案するのも手だ。
またデザイナーは下記のようなことを考えておく必要がある。
- 料金表の前にどのページを見るか?
- どのようなシーンでユーザーは料金表を見るか?
- ユーザーにとって、誠実なデザインとなっているか?
- 足りない情報はないか?
- 過剰に商品をプッシュするようなデザインになっていないか?
- プランの順番(最初のプランがユーザーの基準になりやすいから、順番にも気を配るひつようがある)
リアクタンス理論という心理学用語があり、人は自由を脅かされたり強制されたりすることを不快に感じる。
デザインでも宣伝が強すぎると人は不快に思い離れていく。
デザインの目的は宣伝であることが多いが、過剰さと誠実さをせめぎ合いながら、プロダクトに適切なデザインを提供していきたい。