将棋のアマチュアとプロの思考の差は、思考速度(考えられる差し手はいくつあるか)にそれほど差がなく、プロは良い差し手までの道のりがわかっているかのように思考がショートカットされているらしい。

だからDX時代になって、記憶力よりも創造力みたいなことを叫ばれるが、人間の思考のショートカットを覚えるために記憶力こそが最も重要である。

ただし、記憶するプロセスはそのシーンによって変わり、受験勉強での記憶力とそうしたショートカットや会話での記憶力は別物である。
だから意識して記憶しないといけないような事象であったとしても、右脳と左脳のそれぞれの特徴を理解し使いこなして記憶できるようなノウハウを持つことも大切である。

人生は選択の連続、つまり勉強により知見を広げることが思考のショートカットに繋がるため、勉強は人生の時間を増やし、質を豊かにするということだ。