コンセプトから考えるプロセスもあるが、逆に感覚から始めたら、それが案外理論的にもうまくいくこともある。
形から考え、言語化したときにその形で説明しきれいところを徐々に変えていくというワークフローも多い。

つまりはデザインの説明は後付けの場合も半々くらいの確率で存在する。
そもそもデザインは言語で説明しなくても、見た目を通して実感で伝わるべき場合もある。言語は人によって伝わり方が変わる不完全な表現手段であり、形体の良さは言語化しきれないからこそ。

なんかよくない、というような直感は、前にブログに書いたが直感は論理のショートカットであるからかもしれない。

逆に言えば、そのような理論だけを得ているデザイナーは半人前といえる(まさに僕)。

感覚と理論の両方を行き来(右脳と左脳の両移動によりどちらの脳しか使えないユーザーにも親しんでもらえる)しながら考え、ブラッシュアップさせることが本当のデザイン思考といえるかもしれない。