これもメモ。
大学にいた時に教えてもらったこととしては、一行あたり30〜40文字が妥当だということ。
ただレスポンシブ Web デザインにおいては、読者の環境が違うからこの文字数は実質的に意味がなさない。
どうすればいいか。
よく vw などの単位を使う解決方法があるが、これは確かに的を射ている。
これだと環境が違っても問題なく統一できるからだ。
一般的なデバイスのサイズで合わせる。
これもいいが、ブレイクポイントごとの調整が大変だ。
でもいま自分のスマホでよくみると、1行で20文字くらいになっている。
これはこれでみやすい。
だから読者の目線の距離の合わせたフォントサイズ選定が大切。
ほかにはバーティカルリズムなどを用いた適切な行間だったり、黄金比やフィボナッチ数列を使った自然なレイアウトだったり、適切なコントラスト色だったり。
結局デザインの定例的なパターンも選択肢のひとつであるだけで、読みやすさの銀の弾丸は存在しない。
2021/05/25 追記
一行の最大文字数は全角40文字と WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) 2.0 で定められていた。
Width is no more than 80 characters or glyphs (40 if CJK).
https://www.w3.org/TR/UNDERSTANDING-WCAG20/visual-audio-contrast-visual-presentation.html
日本語版にも下記のように書かれている。
1行の行長(字詰め数)は,縦組の場合,最大で52字くらい,横組では最大で40字くらいにする.仕上りサイズの関係で,1行の行長がこれ以上になる場合は,段組にして,1行の行長を短くすることが望ましい.
https://www.w3.org/TR/2012/NOTE-jlreq-20120403/ja/
これを厳密に守る場合は、コンテナサイズを em で記述すると良い。