スタイルガイドやデザインガイドラインという言葉はよく聞くが、デザインシステムはあまり聞かず、なんとなくわかるもの一応調べてみた。

デザインシステムとは

デザインシステムとはサービスに関わっているデザイナー、エンジニア、ディクターなどの開発者における共通項のこと。
運用を含めた思想・コンポーネントなどをデザインだけでなく、コードまで落とし込んだ開発チーム全体が参照すべき中核になるもの。

https://note.com/yoshigorou/n/n102e933d4f58

だそう。

スタイルガイドはデザインコンポーネントをマークアップで示したものであり、
デザインガイドラインはデザインの説明書なので、その二つを統合したものがデザインシステムであるといえる。

https://www.uxpin.com/studio/blog/design-systems-vs-pattern-libraries-vs-style-guides-whats-difference/

デザインシステムには、開発者のコミュニケーション、作業を楽にするという開発者ベースのメリットと、ユーザー体験に一貫性を与えるというユーザーベースのメリットの双方がある。

スタイルガイド

タイポグラフィやアイコンセット、カラーや余白などのスタイルに関するルールをマークアップレベルで示したもの。

デザインガイドライン

スタイルガイドやコンポーネントライブラリをより抽象化した、デザインの方向性を示すための方針。

コンポーネントライブラリとは

デザインガイドラインに含まれることがあるが、よりデザインガイドラインの内容をまとめたもので、繰り返し使用されるUIパーツなどが含まれる。

デザインシステムをつくるにあたっての心構え

  • 作業が膨大になるので、本当に必要かどうかを考える
  • 他のデザインシステムをみてみる
  • なるべく小さく、リーンにする(無駄をなくす)→ 小さければ小さいほど良いもの
  • 完璧で汎用的なデザインシステムは存在しない
  • 常にアップデートしつづける(終わりはない)
  • とりあえず、やってみる

デザインシステムに必要な要素

  • サービスの原則:すべてのサービスの裏にある目的や本質はなにか、本質を体系化する
  • 文章のコンテンツ:サービスの文章は、どのような雰囲気であるべきか
  • ビジュアルの性質:サービスの見た目は、どのような雰囲気であるべきか
  • コンポーネント:スタイルガイド・コンポーネントライブラリの作成と共通言語化
    • カラーパレット
    • タイポグラフィ
    • アイコンライブラリ など

デザインシステムで定められている項目例

ライター向けでは、「1文につき20語以下を目指す」、「主語を常にユーザー(you/your)にする」、「動名詞の利用は避ける」など、複雑なコンテンツを作らないためのルールが定義されている。

テーブルに表示すべき項目数が多い際のアプローチとして、行間への情報差し込み、オーバーレイによる情報表示など、最適なUIデザインを提示している。