結構そういう人がいて、本質的な意味を捉えていない人が多い。

プログラマーの美徳「怠慢」「短気」「傲慢」

怠慢

単純にだらける資質というわけではない。
労力を減らすための努力を惜しまず、楽できるように「自動化」「テンプレート化」「モジュール化」できるようにする資質のことである。

短気

望むような結果でプログラムが動いてくれない場合は、ただちにコードを書き直す資質のこと。
ちょっとした問題を感知する能力が高く、即行動を起こす人間のことを指す。
想定できることを事前に予測して行動に移すことができるような気遣いができることも重要。

傲慢

誰に見られても恥ずかしくないコードを書く。
つまりコードに責任を持っている。
コミット前のリファクタリングだったり、納得いくまで考えたりとコード保守における習慣があるかどうかを判断する資質である。

上記はすべて誠実な性格でなければ務まらない性質であるが、その字面だけを見て勘違いしていると全く逆方向に入ってしまうから注意。
ただし、長時間の労働については報われないことが多い(疲れで人に当たったり、パフォーマンスが悪くなり、結局いいコードがかけなくなるなど悪影響が大きいため、効率が悪くなる)ため、そこは怠慢でいたほうがいい(と錯覚したほうがいい)。

車輪の再開発について

車輪の再開発を嫌う人は大概その格言だけを使って、どのようなコンテキストでも面倒だからやらないことを隠してしまう。
しかし、面倒だからやらないというのはこの格言にそぐわない。
車輪の再開発をしなければならないときはあり、ひとつは言わずもがなだが、自分の経験値を高めるとき。もうひとつはビジネスの核となるとき。
車輪の再開発をしない場合、サードパーティのソフトウェアを使用することになり、依存性が高まる。ビジネスのうえでは、その依存性はリスクになりやすく自身でのコントロールが難しいため、車輪の再開発をしてでも自前で作成する必要がある。