一般的にはだいたい「ホームページ(ホーム、Home)」「トップページ(トップ、Top)」のどちらかだろう(WordPressでは「フロントページ(Front Page)」と呼ばれるが、一般的にはあまり聞き馴染みがない。)。

では、どちらの言葉が適切か。

英語圏では、「Top」という言葉はページ単位での位置的な上を指し、「Home」はWebサイトの最上層を示すことが多いらしい。

日本
ホーム:ウェブサイト全体
トップ:ウェブサイト入口

英語圏
Home:ウェブサイト入口
Top:ページの一番上

https://note.com/hajipion/n/na24bb4abfbe3

ちなみに英語圏ではWebサイト全体を指す場合は「Webサイト」と呼ばれるらしい。

日本以外の国では、ホームページ全体を指す場合「ウェブサイト」と呼び、そして、そのサイトの入り口、玄関にあたるフロントページのことを「ホームページ」または「ホーム」と呼びます。

https://www.taniweb.jp/blog/7350/

また「トップページ」という言葉は、英語圏以外ではほぼ使われていないようで、誤用からはじまった造語だそう。
まあ英語ページを実装したことがある人なら「ページの上に戻る」ボタンのテキストを「Back to Top」「Scroll to Top」「Return to Top of Page」のように書いている時点で「Top Page」の言葉の怪しさ(あと日本語ページの「PAGE TOP」)に気づくと思うが。

実は、「トップページ」という言葉は、いわゆる、和製英語に近しいもので、他の国では、ほとんど使われていません。いうなれば、ガラパゴス文化の一種なんです。(※1)
インターネット用語においても、ウェブサイトの玄関にあたるフロントページのことをホームページと呼びます。日本では、いつの間にか、サイト全体を表すかのような使い方をすることが多くなりました。まあ、誤用なのですが、それが広まってしまっていますので、現状は「トップページ」という単語も定着したと考えてもいいのかもしれません。

※日本以外でも、一部のアジアの国では「トップページ」と呼ぶこともあるそうです。どちらにしても、限られたエリアで「トップページ」は使われています。
参考:Wikipedia ホームページ

https://www.taniweb.jp/blog/7350/

ただ、日本の場合、Webサイトの制作会社は一般的にホームページ制作会社と自称することが多い。
これはWebサイトという言葉と同じ意味で「ホームページ」という言葉が使われているからだ。
「ホームページ」という言葉はもともとはWebブラウザを起動したときに最初に表示されるページを指すために使用されていたものであるが、この意味が広がり、Webサイトの入り口にあたるページがホームページと呼ばれるようになった。

「ホームページ」は、もともとはウェブブラウザーを起動したときに最初に表示されるページのことでした。転じて、ウェブサイトのトップページのことを「ホームページ」と呼ぶようになったものです。
さらに、現在では「ウェブサイト」のことを「ホームページ」と呼ぶことが多くなっています。インターネットが一般化する過程で、日本語では「ホームページ」ということばが「ウェブサイト」全般を指すという「意味の拡大化現象」が起きました。
ネットなどで、「ホームページの誤用」についての記述が見られるのは、こういった経緯があるからです。
しかし、一般のニュースや情報番組では、「○○放送局のホームページをご覧ください」という言い方で問題ありません。
むしろ「ホームページ」のほうが多くの人に伝わりやすいともいえます。
最近の国語辞典で「ホームページ」の項目を見ると、書き方はさまざまですが、多くがウェブサイトとトップページと両方の意味を載せています。
このことからもウェブサイトのことをホームページとする用語の使い方については、すでに市民権を得ていると考えます。

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20210301_4.html

なので、ホームページ制作会社という文字がWebページにある場合、Webサイトの入り口を指すのに「ホームページ」という言葉を使うと、ひとつの言葉に二重の意味が生まれるため、あえて「トップページ」と呼ばざるおえない実情もある。

言葉の意味は時代の流れや文化的背景によって変わるもの。
だから、英語圏での言葉の意味の正しさを気にするよりも、ユーザー単位、顧客単位、Webサイトの単位で言葉の整合性を保って使うのが正解だろう。