とある会社のレベルが低いとしても、必要とされていない場合、その会社を当人がコントロールできていないという理由から、当人のレベルに帰属することになる。

会社のレベルが高いとしても、必要とされていない場合、その会社に合わせることができないという当人のスキルの未熟さが原因であり、それも当人のレベルに帰属することになる。

つまり、実績を遺していなかったり、信頼感の獲得ができていないなどの結果が出ていないのは、すべて自分のレベルが低いからである。

たいてい「デキる」と思われている人は、自分の得意な領域を見極めて、よい環境を自分で選択できている状態であり、選択する能力があるのだ。

何かが好きであればすでにやっていなければおかしいし、なにかを雄弁に語っているのであれば、それなりの媒体で文章化していなければならない。実行に移していなければいけないのだ。

信頼感を得たい場合でも、生理的に嫌われていたとしても、その人に好かれようとしているか、努力の方向性が間違っていないかなど、いくらでも考えようがある。

環境のせいにするのは、ただ自己肯定感を維持したいからであり、もし逃げ出す選択をしないのであれば、結果を出すしかない。

いくら学歴があろうが、口が達者であろうが、それができていない人が「できない人」という烙印を押されるのである。