コールバック

関数の引数として渡される関数のこと。

コールスタック

主にインタプリタ言語においてプログラムの実行中(コール)の関数呼び出し時に使用されるデータ構造(スタック)である。
複数階層の関数を呼び出したスクリプト内の位置を追跡する仕組みであり、引数や関数のローカル変数、戻りアドレスなどが格納されている。

スタックフレーム(アクティベーションレコード)

コールスタックを保存するRAM上の領域(フレーム)のこと。
LispやScala関数型言語では末尾再帰最適化によって再帰関数をスタックフレームを消費しないように設計されている。
末尾再帰とは、関数自身の再帰呼び出しが、その計算における最後の処理になっている再帰のパターンであり、末尾再帰のコードを、戻り先を保存しないジャンプに変換することによって、スタックの累積を無くし効率の向上などを図る手法である。
末尾再帰最適化がされていない言語の場合、関数の再帰を大量に繰り返すと、メモリー不足(スタックオーバーフロー)が発生する。
JavaScriptではES6(ES2015)で末尾再帰最適化がサポートされるようになった。

スタックトレース

スタックフレームの記録である。
プログラム中ではtry構文によって捕捉される。

Callオブジェクト

JavaScriptにおいて関数が呼び出されるときに自動的に生成されるオブジェクト。
その関数のローカルスコープを持った変数や関数を管理する役割を持つ。