“盛られた投稿”はストレス源になる…心理学の研究が警鐘「人を不幸にするSNSの使い方」を読んだ感想。
投稿内容と現実との乖離、SNSを用いた場合に内容を盛ってしまう心理が人にはあるらしい。
それは良い印象を持たれたいというごく当たり前の感情故である。
SNSの場合、その文章や画像ですべてを理解することになる。
画像は加工が当たり前で、その画面上のピクセルの集合がその人を示している。
文章はそのすべてを加工することが可能であり、バズりたいというバイアスもあいまって、ネガよりもポジの印象をユーザーに故意に与えることができる印象操作の産物となることが多い。
画面のなかで輝く人々を見て、現実の自分と比較をしてしまって、劣等感や嫉妬を抱いてしまい、大きなストレスひいては幸福度を押し下げるといった、SNSの負の側面は研究でも実証されているそうだ。
昨今あるニュースを話題に上げて、メディアによるプロパガンダだとSNSでシェアされることを耳にする機会もあるが、SNSによる(現実と乖離した)キラキラ写真も本質が同じように感じる。
SNSは情報収集ツールとして使われることが多くなっているが、この記事にあるとおり、他人との交流を深める使用を行っていれば、幸福度は向上できるというのは同意見である。
ただし、情報収集ツールとして使われるようになった経緯はリアルタイムの優位性からなるものであり、結局はSNSの本質のひとつに情報収集が備わっているといえるのかもしれない。