痛い。すごく痛い。
近づきたいけど近づけない。
憧れているけど遠ざけてる。
夢に出てきて想像の世界でいつも散歩をしている。
いつからか縁がないものになっていた。
いや、最初からか。最初から入ったこともなかった。入れそうだったけど。
日常なんだけどな。
普通の人には当たり前なんだけど、僕にとっても当たり前のように見えて当たり前じゃない。
一人だと足がすくむ。
誰かの皮を被らないとそこには行けないまぶしい世界。
人かな。人なのかな。場所じゃなくって。
そこにある苦手意識がなんなのかまだわからない。
でも、それを理解するためには立ち向かわないといけない。
行ったことはある。けど、それが自分自身だったのかすらわからない。
その先になにが待っているのかはわからない。
新しい世界を見るということが幸福につながるのかわからない。
でも言いようもない切迫感が襲ってくるのだけは、事実である。