最初のコンセプトは

ある程度の仕様の甘さや対応のユルさは許してやろう。ただし多少無理言うしそれを対応できないと拒絶すると怒るよ。

というテクニカルよりもスピリットに重きを置いたディレクションだったが、それが見事に崩壊してしまった。

そこから得た知見を下記に羅列する。

  • データのやりとりが多い場合、それだけで多くの時間を消費するため、機密保持を契約した上で、共有されたデータをすべて外注に渡した方が良い
  • またいくら信頼できる外注でも、大規模サイトはケツを叩かないとしっかりと対応してくれない
  • 概算でのお見積時は全てをカバーするような要件にしないと、外注が柔軟に対応しづらい
  • 眠れない。いつも自分一人いればなんとかできたが、今回においてはプログラムの詳細まで把握して進行できなかった。本来はそれを行うべきだったが、準備不足で余裕のないスケジュール間になってしまったため、できなかった
  • 他人に重要なことを任せるのはこういうことなのかと、今まで以上に精神が不安定になる
  • 現在のページ構成と要素でデザインとシステムを一新してくれ系案件は、適当に進めると必ず認識がずれる。コピーを作成できないから、必ず仕様書を作成してここはこの機能しかないですよねと念を押した上で作業を行う(パティシエが食べたチョコレートをそっくりそのまま全く同じにつくることが不可能のようにコピーは難しい)
  • 区切りとしてのリリーススケジュール(先延ばしさせないために)一旦リリースさせることが大事
  • 修正が多数発生する場合は、期間を区切り内容の確約を行う
  • よしなに、は大抵の場合は通用せず、必ず齟齬が生まれるため詳細に要件を定義する必要がある。例えば画面遷移図を書いてあげるなど
  • ドキュメント化と共有を徹底する
  • 下請け扱いせず、同等のレベルで扱う
  • 作成した画面に対して、マニュアルを要求し、説明を求める(クライアントに説明するために自分でこうであろうと思わない)