一途になれない人はなにしても綻びが出る。
勉強しかり、人間関係しかり、自分のエゴが見えた時点でそれは人に見透かされる。
見透かされないと思っている人は、そもそも他の人の程度を見下しているといえるので、それでさえも分かる人には分かってしまうのである。
自分を滅し、他のことに集中する。
それがものごとを進めるうえで、もっとも肝心なことである。
ただし、自分の心の声を聞かないと、日常生活がうまくいかないこともある。
自分との対話も重要で、その両立は相反するものに捉えられてしまいがちである。
仕事もプライベートもうまくこなすというのは勤勉な人ほど難しい。
なにが器用で、なにが不器用なんだか。
その定義も見失うほどに一途というのは、絶妙なバランスのうえで成り立っていると感じる。